人手不足や大規模言語モデル普及を背景として研究支援に向けたロボットの導入を進める研究機関が増えています。
特にこれまでロボットの導入経験がないラボでの参入も進んでいますが、実用レベルではまだまだ課題が多いのが実情です。
こういった目的で研究成果を最大化するには、充実した開発環境と再現可能な実装基盤が不可欠です。本講演では、世界的に活用されているロボット開発プラットフォーム「ROS2」と、その周辺を固めるオープンソースの組み合わせがもたらす研究開発の革新について、実際の制御実装例や研究事例を交えて紹介します。インターネット上で公開された豊富なリソースを活用し、低コストで高機能な研究環境を構築する方法から、実践的な研究開発の進め方まで、具体的に解説します。