TechShare株式会社

DOBOT User Conference 2023 講演概要

◆FA Solution Day(7月19日(水))講演分

◇Latest DOBOT product and product roadmap for future(本講演は英語で講演いたします)
  DOBOT社 Product Department Product Director Xie Junjie

DOBOT Magicianの登場以来、DOBOT社の製品の進化と製品の拡大は着実に進んでいます。また、それらの製品は、多くのお客様の現場で実際に活躍し、そのユーザ事例も年々増えています。本講演では、DOBOT製品の進化とワールドワイドのユーザ事例、DOBOT社の最新製品とターンキーソリューション及びプロダクトロードマップをご紹介します。  

 

◇Industry4.0とFA DIYの潮流 
  TechShare株式会社 代表取締役 重光 貴明

多くの企業が新たな産業革命Industry 4.0のコンセプトの中で様々な取り組みを展開しているが、この中で一際力強い潮流として「FA DIY」という潮流が急速に強まってきています。本講演では、Industry4.0FA DIYの潮流を解説し、スマート工場プロジェクトを内製中心に進めているヤマハ発動機様の取り組みを例として、自動搬送ロボットのDIY開発やDOBOT MG400を活用したピッキング作業の自動化や半自動化など具体的な事例通して、その潮流や必要となる新たな人財教育を解説します。

 

◇小型部品組立作業の改善事例(DobotとSMCの協業)
  SMC株式会社 生産技術 主任 高橋 正明

国内外を問わず人手不足の加速化とともに人件費高騰による省人化の施策は必須となります。特に国内生産においては少量多品種に対応出来る汎用性を持っ小回りの利く装置を要求されており、同時に市場の要求に対応できる装置づくりを心掛けています。その中で省人化を生み出すDOBOT-MG400とSMCエア機器を組み合わせた導入事例を紹介します。

 

◇AI外観検査自動化開発におけるDOBOT社ロボット活用の可能性
  株式会社IHI 技術開発本部 技術基盤センター 生産プロセスグループ 研究員 大島 誉寿

エンジン部品のような複雑形状の製品の外観検査自動化ではAI×カメラ×ロボットアームの各要素の開発が求められますが、AI技術者にとって特にロボット連携の開発は学習コストが高く開発スピードのボトルネックとなっていました。
DOBOT社MG400/CRシリーズを活用することで研究開発を加速できたワークフローを以下の内容でご紹介します。
① AI技術者にとって親和性の高いPython/Jupyter環境によるロボット機能開発
② Blenderを使用したロボット×カメラ光学シミュレーション

 

◇製造現場の生産ラインへ小型ロボットによる無付加価値低減事例
  ジヤトコ株式会社 JEPS統括部 廣岡 見波

会社では時短勤務をしている一般の女性社員であり家庭では主婦で子育てしています。2年前にロボットを活用した研究をする部署に配属され今回、製造現場への貢献として安価な小型ロボット導入をTechShare株式会社様のサポートを受けながら設置した事例紹介をします。

 

◇新型ロボット用ハンド、周辺機器の紹介
  SMC株式会社 営業本部 課長代理 秋山 武史

新型協働ロボット用ハンド、非定型ワークの把持が可能なグリッパ、周辺機器として無線システムやコンパクトコンプレッサなど新しいソリューションを紹介します。

 

◇DOBOT MG400の繊維製造設備への活用事例
  エーアイシルク株式会社 代表取締役 岡野 秀生

当社が製造する導電性繊維布のシート抵抗値を計測する検査装置と連動するMG400の活用事例等を説明。
 ①無線(BLE)で検査装置、iPadと連動させコンパクトな配置を実現。
 ②柔らかくソフトな測定対象のような種類や形状によらず、高精度かつ多様な測定を可能にする自社製圧力センサーを開発、柔らかくソフトな取り扱いを必要とする繊維布でも、定点かつ正確に測定して、品質データとして利用可能なった

 

◇Application cases of DH-Robotics Electric Grippers in FA industries(本講演は英語で講演いたします)
  DH-Robotics社 Global Sales Department Sales Director Echo Deng

DH-Roboticsは、電動グリッパーなどの電動アクチュエータ―を扱うメーカーですが、DH-Roboticsの製品ラインナップと電動アクチュエータやグリッパーがどのようにFA分野のお客様に役立つのか、装置のパフォーマンスをどう改善するのか、アプリケーション例などを交えてご紹介いたします。

 

◇Dobot MG400を活用した液体塗布作業の自動化
  TechShare株式会社 技術部 神 弘輔

液体塗布作業は作業者の熟練度に左右されやすく、自動化が望まれる作業です。本講演では、Dobot MG400を使用した液体塗布作業の自動化について、弊社のデモンストレーションを例にご紹介します。このロボットアームを利用することで、低価格ながら高い精度と柔軟性を備えた接着剤の均一な塗布作業の自動化を実現できます。この自動化により、品質向上と生産性向上を実現し、液体塗布作業の効率化とコスト削減に貢献します。

 

自動化ロボットで生産効率を向上
  東京計装株式会社 流量計製造本部生産技術部 部長 遊佐 篤

流量計パーツの組立工程の微小部品をボンディングする工程において1200個/dayの手作業は作業者の負担が大きい作業であり組立品質にもばらつきがありました。これらの課題を解決するために省力化と品質対応ができるDOBOT社製アームロボットの導入を決めました。微細パーツをCCDカメラで認識してピッキングする工程及びピックしたパーツをアッセンブリする工程を自動化することでこれらの課題を解決できました。人材確保が困難になっている製造現場においてDOBOT社の安価でコスト競争力の高い産業用ロボットの活用が今後の向上運営の鍵を握っております。

 

◇MG400 × simulator = MOS
  株式会社モス 営業部 課長 池谷 直也

今回展示しているデモ機におけるDOBOT MG400の役割と、各種検査ユニットを3Dシミュレーションを用いてご説明いたします。内径・真円度・キー溝幅・面振れを、繰返し測定精度±0.002mmの精度で行う各種精密測定や外観検査工程に対し、どのようにDOBOT MG400が活用できるかをご提案させていただくとともに、それを実現するモスとはどんな会社なのかご紹介させていただきます。

 

◇ラベル貼付装置にみるDOBOT 
  株式会社T-ROBO 電気設計課 リーダー 小山 直己

近年、ラベルの自動貼化が進んでいる。そこで、従来通りの6軸ロボットを使った装置とDOBOT MG400(4軸)を使った装置の特徴を比較し、DOBOTの工場設備へのスペックインの可能性を探る。

 

◇Dobot社ロボット用ソフトウエア開発のコンセプト及び実例 
  株式会社イシイフィールドサービス 代表取締役 石井 和志

製造工場の現場でどちらかと云えば扱うのに敷居の高いロボットや画像処理を、プログラムのコーディングやパラメーターの設定をしなくても、オペレーターが簡単な操作でロボットを生産現場で扱えればより省力化・自動化が身近なものとして感じられるだろう、と云う事をコンセプトにして開発を続けています。

 

◆Emerging Application Day(7月20日(木))講演分

◇協働ロボット市場に於ける日本需要とDOBOT日本展開について
  DOBOT JAPAN株式会社 執行役員 坂田 育洋

協働ロボットは、世界的な自動化の潮流で、本格的な開花局面を迎える 2032 年までの出荷台数ベース CAGR は、約 122%を見込んでいます。
このような環境下の中、日本市場での需要の見込みと、DOBOTが日本市場に食い込んで行くための施策、採用事例などについてご紹介いたします。

 

◇D:PLOY 協働アプリケーションを自動化する業界初のシステム
  OnRobot Japan株式会社 日本支社 Country Manager Japan 鈴木 孝

昨今のニュースでも持ち上げられているように、日本では今後急激な労働人口の減少により中小企業は人材の退職や転職による流出時にロボット技術の引継ぎも行えず廃業となるケースも現れます。 このような時代には誰でも簡単にアプリケーション設定や改変を行うことができる”D:PLOY (ディプロイ)” がマーケットニーズに合うことをご紹介いたします。

 

◇ROS2環境でのMG400の活用
  HarvestX株式会社 執行役員 長田 知明

HarvestX株式会社では植物工場の自動化ソリューションを開発しており、その中でも特にいちごの栽培における授粉と収穫の作業でDobot社のMG400を活用しています。HarvestXではROS2からMG400を操作するソフトウェアを公開しており、これを活用することで植物工場内を巡回するカートやオペレータの操作パネル等との連携を実現しています。本講演ではその概要をご紹介いたします。

 

◇深層模倣学習を用いたロボットによるワイヤリング作業の自動化
  岐阜大学 工学部 機械工学科 知能機械コース 教授 伊藤 和晃

航空機や自動車・オートバイ等において,振動によるボルト等の緩みを防止する目的で行うワイヤリング作業は,ボルトやナット等に設けられた通し穴一つ一つワイヤを通して固定する必要があり,ロボット教示が極めて困難な作業の一つである。今回,人間視点での画像情報とロボット操作情報に基づく深層模倣学習を導入することで,アーム型協働ロボットを用いたワイヤリング作業の一部自動化に成功した。本講演で概要について紹介する。

 

◇移動ロボットマニピュレータNova on AgileXの開発
  TechShare株式会社 技術部 谷口 諒

ROS(Robot Operating System)はロボット開発に不可欠なソフトウェアであり、ロボット同士を組み合わせてROS上で連携させることで1つの新しいロボットを構築することも出来ます。
本講演では、Dobot社の6軸ロボットアームNovaとAgileX Robotics社のシャーシプラットフォームを組み合わせて移動ロボットマニピュレータを開発した事例をご紹介します。

 

◇DOBOT MG400とGAZIRUが連携した個体識別システム
  株式会社GAZIRU 代表取締役 福澤 茂和

当社が提供するGAZIRU個体識別サービスを用いた、個体識別システムを構築する際に、Techshare様のDOBOT MG400を採用させていただいた事例を紹介させていただきます。
最初にGAZIRU個体識別に関する概要を紹介させていただきます。個体識別機能がどのような課題を解決できるのかに関して概要説明いたします。次にこれらをシステム化する際にDOBOT MG400と組み合わせてシステム化することでどのような機能拡張が可能になったのかについて説明します。

 

◇人協働ロボットをおしゃれに簡単に導入
  STAR☆ROBOX ロボットカフェLABO LABOマネージャー 林 賢一

人協働ロボットは製造業を中心に徐々に広がりをみせています。がしかし、エンジニアが不在の企業や現場では以前と変わらず導入が難しい状況にあります。そこでもっと多くの人たちが簡単に、少し雰囲気をかえたロボット導入にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
オフィスに製造現場にご自宅にも・・・

 

◇MG400で行うラボワークのDIY的自動化・半自動化
  TechShare株式会社 技術部 川口 将大

研究室での実験・検査といったラボワークには分注作業や、サンプリング、検査装置への挿入といったそこまで大がかりではないが人の手でやるには煩わしい作業が存在します。
これらを一部でも自動化することで実験の効率や結果の安定性・再現性を向上させることが可能です。
本公演ではMG400を用いて比較的安価且つ簡単に実装できる例を弊社作成のデモンストレーションを交えてご紹介いたします。

 

◇DOBOTを用いたバイオ実験自動化の低コスト化の試み
  産業技術総合研究所 人工知能研究センター 堀之内 貴明

実験自動化はデータ駆動型・AI駆動型研究などの新しい研究スタイルにおけるキーテクノロジーであるが、そのための専用装置の価格や汎用性によるハードルが普及を妨げている。近年登場した安価な半自動分注機はその普及のための切り口の一つになると思われるものの、搬送機構を持たないため、サンプルや消耗品の搬入出のために人間の介在が必要となる。本講演では、DOBOTシリーズを半自動分注機の搬送系として組み込む試みについて紹介する。

 

◇Dobot Magicianを用いたAI×ロボットの自動・自律実験
  東京大学 大学院工学系研究科 機械工学専攻 准教授 長藤 圭介

AI×ロボットを活用した研究開発が世界的に盛んにおこなわれています。エネルギー問題を解決するために不可欠な燃料電池のプロセス開発を飛躍的にスピードアップしただけでなく、かつ新しいプロセスの発見に成功しましたhttps://youtu.be/z1pIU1X_jW8。お手軽に使いこなせるDobot Magicianだからこそ、いろいろな研究に活用できると思います。今回は、その紹介と、ユーザ目線のデモを行います。

 

◇DOBOTとIoT技術を組み合わせた分析作業の自動化
  室蘭工業大学 創造工学科 機械ロボット工学コース 助教 藤平 祥孝
  月島アクアソリューション株式会社 

浄水場での水質管理のための分析作業の自動化を目的とし,低コストな自動化システムとしてDOBOT MagicianとIoTデバイス組み合わせたシステムを開発し実証を行っています.本講演では,今回開発したDOBOT MagicianとIoTデバイスをつなぐプラットフォーム,実証実験を通じて分かった分析作業に求められる機能や現場の方の声について紹介します。

 

◇柔軟物作業自動化のための研究開発におけるDobot M1活用事例
  信州大学 工学部機械システム工学科 教授 山崎 公俊

信州大学自律知能システム研究室(山崎研究室)では,布や紐のような柔軟物を操作対象とした作業の自動化に取り組んでいる.本講演では,布部品のピックアップ&リリースや折り畳まれた布の展開操作などについて,Dobot M1やDobot CR5を用いた研究開発事例を紹介する.

 

◇DobotMg400による化学実験への活用事例
  TechShare株式会社 技術部 神 弘輔

ソフトウェアとハードウェアの両方から実験自動化プロジェクトを進行しており、研究の効率化を目指しています。化学実験に応用可能なエンドエフェクタを開発することによりMG400で化学実験の中で特に反復性の高いカラム精製をサポートできるようになりました。さらにMG400の動作精度の高さを生かして、人の手では安定しない繊細な作業への応用も検討しています。

 

 

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