TechShare株式会社

3D Auto Robot Navigator 「Patrobot」

3D Field Navigator 「PatRobot」は、階段や立体交差、複数のフロアを含む複合的な立体経路を4足歩行ロボットや車両型の移動ロボットで自律走行するための3Dの自律走行制御ユニットです。 ​TechShare独自開発の3D自己位置推定・ナビゲーションシステム3D HALNA Engineを搭載しているので、通常フラットフロアを前提としてNavigationでは、正確に移動できない経路を自由自在に設定して自動巡回を実現できます。

機能紹介

階段・段差を含む3次元経路の移動

☐ 自律走行機能の特徴
1. フラットフロアでの自律走行機能​
2. 階段や立体交差を含む3次元な経路の自律走行ナビゲーション機能​
3. エレベータや車両運搬等による別空間移動後の自律走行対応​
障害物検知
☐ 障害物検知による動的な経路生成と停止
1. 経路ごとに回避・停止が可能​
2. 経路によっては障害物を無視し、経路に忠実に走行することも可能

Control Deskからの遠隔操作

☐ 遠隔地からの操作・コマンドの送信
1. WebRTCを用いた低遅延のコマンドの送信
2. VPNでラッピングしたセキュアな通信

Control Deskソフトウエアで簡単にルート設定

☐ 経路設定・安全停止設定
1. GUIによるさまざまな経路設定方法が利用可能
2. 正確な位置決め指定型・バイパス型・経路記憶型
3. 障害物回避経路・停止経路・階段昇降経路
4. 特殊アクションポイントの設定(充電・写真撮影・PTZ撮影)

Patrobot Camera(PTZカメラ)による撮影

☐ 定点でのPTZ
1. 巡回中にチェックしたい場所をPTZで撮影可能
以下の3モデルから選択可能

6倍ズームカメラ

30倍ズームカメラ

サーモ&6倍ズーム

自動充電・定時巡回スケジュール機能

☐ ​スケジューラー機能搭載

1. 自動充電ステーションへの誘導・自動充電

2. スケジューラーによる巡回経路を時間ごとに設定可能

 

Control Deskによる複数ロボット管理の統合管理

☐ ​GUIからの操作が簡単

1. 1つのGUI画面で自律走行と遠隔操作のシームレスな切替え

2.  直観的に操作できるGUIで遠隔操作

3. 複数ロボットを一つのPCからインターネット経由で操作可能

Patrobotが搭載可能な移動ロボット

☐ ​3D Field Navigation Unitが搭載可能

1. Unitree B2(大型4足ロボット)

2.  Unitree Go2(小型4足ロボット)

3. Ranger Mini3.0(全方位移動可能な全輪操舵4WD車両)

導入までの流れ

コンサルティング

現場視察

試験導入

運用開始

活用シーン

化学プラント
case1
工場
case2
製鉄所
case3

ビルメンテナンス

case4
浄水場
case5

発電所・変電所

case6

動作環境

現在環境によってはロボットの自律走行がうまくいかない場所があります。 以下の環境に該当する場合は自律走行の精度が低い、もしくは遠隔での制御が難しくなる場合があります。
非推奨環境
  1. 狭い場所
    特徴量が取りずらい狭いところを苦手としており、自分の位置を見失うことがあります。
  2. 特徴点がない広い場所
    反対に、だだっ広い原っぱなど、目標になる物体がない広い空間も苦手です。
  3. 急傾斜の階段がある経路
    ロボットは頑張って階段を上りますが、それでもロボット本体のスペックを超えた階段は登れません。
  4. 広範囲で障害物が多く変動する環境
    人が多く通る場所や物の移動が頻繁な環境や、頻繁に風景が変わる場所はSLAMのトラッキングとマッピングの安定性を損ないやすいです。
    特に移動する物体が多いと、センサーが誤検出することが増え、精度が低下します。
  5. 通信環境が弱い場所
    自己位置推定には影響はありませんが、遠隔操作などがうまく効かなくなる場合があります。
  6. その他ロボットが動くには適していない場所
    その他にも相性によってはロボットのセンサーがうまく動作しない、またはアルゴリズムに適していない場所もあります。
    今後色々な場所に適応していきますが、今はまだ限定的な場所のみであることをご理解ください。

モデル

現在提供できるモデルは以下の3つのモデルがあります。 どのモデルを選んでも1年間の無償アップデート、問い合わせは付属しています。
フルサポートモデル
  1. サーバーのデプロイ
    サーバーをどの端末に入れるか、またサーバーの初期設定や通信環境の整備などを行います。
  2. 3つまでのマッピング+コースセッティング
    実際に走らせる場所のマッピングやそれに適したコースのセッティングを行います。
  3. トレーニングチケットの発行
    操作するオペレーターへの教育や、使い方をサポートします。(2.5h x10)
  4. 優先的なトラブルシューティング
    プログラムのバグやロボット本体の故障などを優先的に対応します。
部分サポートモデル
  1. サーバーのデプロイ
    サーバーをどの端末に入れるか、またサーバーの初期設定や通信環境の整備などを行います。
  2. トレーニングチケットの発行
    操作するオペレーターへの教育や、使い方をサポートします。(2.5h x2)
  3. トラブルシューティング
    プログラムのバグやロボット本体の故障などに対応します。
買い切りモデル
  1. APIの説明
    APIの使い方をレクチャーします(2.5h x2)
    API連携について
  2. トラブルシューティング
    プログラムのバグやロボット本体の故障などに対応します。

導入事例

月島JFEアクアソリューション株式会社
千代田商事株式会社(日本製鉄名古屋製作所)