TechShare株式会社

車両タイプ可変型 教育用小型UGV(無人走行ロボット)LIMOのROS2対応版 リリースのお知らせ

 

TechShare株式会社(本社:東京都、資本金:2,725万円、代表取締役:重光貴明、以下「TechShare」)は、国内正規代理店として販売するAgileX Robotics社の車両タイプ可変型の教育用小型UGV(無人走行ロボット)LIMOの最新機種 LIMO Pro及びLIMO ROS2の予約販売を2023年11月6日より開始することをお知らせします。 

昨今のROSの普及と共にROSユーザは増加しており、現実のアプリケーションでの利用を目指して、多くのROSユーザがROS1からROS2への移行を進めています。このような流れに合わせて、ROS1ベースのLIMO(Basic版)においては、ROS2 Foxyなどの環境を利用できるようにするため、Dockerが利用されてきました。しかし、ベースはROS1 Melodicであるため、ROS2を利用するにあたっては、ハードウエア的に様々な制約がありました。今回のLIMO ProとLIMO ROS2のリリースで、ROS2での利用を前提とした2機種が加わり、LIMOシリーズの製品は、目的に合わせて3種類から選択できることになります。 

LIMOシリーズの製品は、差動輪型、アッカーマン型フロントステアリング型、クローラ型、メカナムホイール型の4つの車両タイプに可変できるUGV(無人走行ロボット)で、非常に簡単に様々なタイプの車両に自在に変更できるので、様々な車両タイプや環境を想定したUGV、AGV、AMRなどの走行実験ができる小型の教育用移動ロボットとして大人気の製品です。 

元々、教育用に開発されているため、SLAM地図作成、経路探索、V-SLAM、障害物検知、物体認識などといった豊富なサンプルプログラムや解説が付属されており、また、サンプルプログラム自体がオープンソースなので、これらの学習成果をそのまま実務で役立てることも可能です。 

特に、AgileX Roboticsの移動プラットフォームを活用した本格的な移動作業ロボットを開発する場合には、LIMOと類似したコマンド体系で車両のコントロールができるため、LIMO上で開発したプログラムを非常に簡単に移植できるメリットがあり、ROS教育だけでなく、AgileX Roboticsの移動プラットフォームを使った本格的なアプリケーションロボット開発においても、ミニチュア実験機として多くのユーザに活用されています。 

 

既存のLIMO(Basic版)、LIMO Pro、LIMO ROS2の主要スペックは下記の通りです。 

<LIMOシリーズの主な仕様> 

 

LIMO(Basic版) 

LIMO PRO 

LIMO ROS2 

サイズ 

322x220x251mm 

322x220x251mm 

322x220x251mm 

重量 

4.8kg 

4.8kg 

4.8kg 

可搬重量 

4.0kg 

4.0kg 

4.0kg 

搭載コントローラ 

Jetson Nano 

Orin Nano 

Intel NUC 

OS 

Ubuntu 18.04 

Ubuntu 20.04 

Ubuntu 22.04 

ROSバージョン 

ROS1 Melodic 

※Docker経由でROS2 Foxy利用可。 

ROS1 Noetic 

ROS2 Foxy 

ROS2 Humble 

2D LiDAR 

EAI製 X2L 

EAI製 T-Mini Pro 

EAI製 T-Mini Pro 

深度カメラ 

Orbbec社製 DaBai 

Orbbec社製 DaBai 

Orbbec社製 DaBai 

搭載Battery 

5.2Ah 12V 

10Ah 12V 

10Ah 12V 

バッテリー稼働時間 

1h(待受:2h) 

2.5h(待受:4h) 

2.5h(待受:4h) 

 

LIMOシリーズの製品ページ 

1)LIMO(Basic):http://techshare.co.jp/product/agilex/limo 

2)LIMO Pro    :http://techshare.co.jp/product/agilex/agilex-robotics-limo-pro/ 

3)LIMO ROS2  :http://techshare.co.jp/product/agilex/agilex-robotics-limo-ros2/ 

 

LIMO Pro及びLIMO ROS2の販売価格はオープン価格で、LIMO Pro/ROS2のリリースキャンペーン(2023年12月末まで)の予約販売価格は、\398,000(税抜)となります。LIMOの国内出荷の開始は、2023年12月下旬頃から順次開始する予定です。 

予約販売に関する詳細は、下記の問い合わせ先でご確認ください。 

TechShare株式会社 
営業部 AgileX担当 
TEL   03-5683-7293 
Email  agilex@techshare.co.jp

 

今後のLIMO Pro及びLIMO ROS2の実機については、2023年11月29日~12月2日に東京ビッグサイトで開催される国際ロボット展 IREX2023のTechShareブース(E2-40)で展示される予定です。また、2024年1月以降に開催予定のリリースセミナーや実機デモ体験会などで、継続的にご紹介していく予定です。是非、ご活用ください。 

その他、LIMOに関するご質問や実機見学をご希望の場合には、弊社担当まで、お気軽にご相談ください。 

 

AgileX Robotics社について

社名:Agilex Robotics Co., Ltd. 
所在地:Shenzhen市、中国 
設立:2016年 

AgileX Roboticsは、2016年に中国の東莞で設立された移動ロボットシャーシーの製造メーカーで、移動ロボットシステムのソリューションも提供しています。現在までに、 AgileX Roboticsは、屋内外用の汎用UGV、インドアの小型AGVなど、10種類を超える豊富な移動ロボットのシャーシプラットフォームをリリースしてきました。
れらの製品は、警備、検査、工場、農業、灌漑、物流、運送、検知・探査、科学研究、教育などの分野で活用されています。
AgileX Roboticsは、世界の様々な地域のお客様に安定したパフォーマンス、信頼できる品質、安心のアフターサービスを提供しています。 AgileX Roboticsは、「インテリジェントロボットに、人間の労働を更に開放させる」という大きなビジョンを実現するために、インテリジェントな製造、インテリジェントな業務とその他のインフラを構築していくことに取り組んでいます。 

AgileX Robotics社ホームページ:https://www.agilex.ai/ 

 

TechShareについて

社名:TechShare株式会社 
所在地:〒135-0016 東京都江東区東陽5丁目28-6 TSビル 
設立:2012年1月 
資本金:2,725万円 
代表者:代表取締役 重光 貴明 
 
TechShare株式会社は、ロボットアーム事業、UGV/AGV及び電動4足歩行ロボットなどの移動ロボット事業、シングルボードコンピュータ(SBC)やセンサーの販売や量産開発を支援するSBC事業の3つの事業を核に、製品販売と周辺機器やアプリケーションロボットの開発するテクノロジーベンチャー企業です。 
ロボットアームや自律走行ロボットを活用したアプリケーションロボットの開発、ロボットやSBCを活用したSmart Factory化やSmart Office化などハードウエアとソフトウエアの複合的な領域のソリューションを提供しています。自動車・電機メーカーをはじめ、建機、建設、物流、警備、エネルギーなど様々な業界の企業、開発ベンチャー、官公庁の研究所、大学・高専等の教育機関まで、幅広い顧客や分野にサービス提供しています。 

TechShare公式サイト: http://techshare.co.jp/ 
 

【本件に関するお問い合わせ先】 
TechShare株式会社 マーケティングチーム 
電話番号:03-5683-7293 
Email:marcom@techshare.co.jp