GO2Wに搭載されているLiDARからデータを見てみる

はじめに

GO2-WにはLiDARが搭載されているものの、GO2と異なりアプリには反映がされません。しかしながらデータを取っていないわけではないため、ここに確認方法を記載します。こちらの記事にあるデータのとり方はGO2でも同様に適用できます。お役立てください。

GO2-Wにアクセスする

 

1.お手持ちのパソコンのIPアドレスを<192.168.123.XXX(ex:192.168.123.100)>に変更する
2.docking stationとお手持ちのパソコンそれぞれにLANケーブルを接続する
3.お手持ちのパソコンからターミナルを開き下記コマンドにて疎通を確認する

$ ping 192.168.123.18

4.確認後、下記コマンドにてGO2-Wのdocking stationにアクセスする。この際ROSのバージョンを聞かれるが今回はfoxyを選択する

$ ssh unitree@192.168.123.18

パスワードは”123″です。


docking stationのデスクトップをno machineで表示する

LiDARの情報を読み取るためにはrvizというものを使用すると便利なのですが、このためにデスクトップのUIを表示する必要があります。そこでno machineという備え付けのソフトを用いてリモートアクセスします。
1.下記コマンドで”nomachine.sh”が存在することを確認
$ ls
2.下記コマンドでno machineでアクセスできるようにする
$ ./nomachine.sh
3.お手持ちのパソコンのUIに戻り、no machineをインストールする。詳細は下記リンクを参照ください。
4.画面上部のaddを選択し、Nameは識別しやすいように任意の物を(今回は”GO2_test”)、”Host”はdocking stationのIPアドレス”192.168.123.18″と入力してください。入力後、右上の”Add”を選択してください
5.画面が遷移しますので、先ほど作成したものを選択してください。
6.”Username”に”unitree”、”Password”に”123″と入力しOKを選択してください

rvizにて情報の表示

1.no machineにて表示したdocking stationのUIからターミナルを開く。この際ROSのバージョンを聞かれるが今回はfoxyを選択する

2.下記コマンドにてtopicの一覧を表示する

$ ros2 topic list

3.下記コマンドにて任意のtopicのデータが出ていることを確認する。今回はLiDARの情報を確認したいため例として”/utlidar/cloud”を選択しますが、任意で変更してください、この時、大量にデータが送られますので止めたいときは”ctrl+c”と入力することで停止できます。

$ ros2 topic echo /utlidar/cloud

4.確認後下記コマンドにてrvizを表示します。その後左下の”add”を選択してください

$ rviz2

5.上部のタブの”by topic”を選択し、”/utlidar” →”/cloud”→”Point Cloud2″を選択してください。その後OKを選択してください

6.”Global options”の”Fixed Frame”を”utlidar_lidar”と入力、”Point Cloude2″→”topic”と選択し、”Reliability Plicy”を”System Default”に変更してください。これで点群情報が表示されるはずです。必要に応じてオプションを選択してください

 

成功例がこちらになります

おわりに

今回はGO2-Wに備え付けのLiDARから情報を取得し、確認する手順をみてきました。
今回使用した方法はROS2 topicを活用する初歩的な方法でもあります。
この記事が少しでも役に立てたのなら幸いです。

 

 

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