1. はじめに
本稿では、DOBOT社がオプション製品として販売しているES01電動吸着カップキットの導入方法をご案内します。この製品を使用することで、E6のエンドI/Oとの配線のみで吸着を実現できます。
[注意]本製品はMagician E6専用です。他の機種向けの内容ではございません。あらかじめご了承ください。
2. キット内容物
キットの内容物は以下の通りです。
3. 導入方法
step1
E6のエンドエフェクタ接続部を、ES01を取り付けやすい位置に調整します。その後、一度E6の電源を切ります。
step2
ES01電動サクションカップのフランジ部分を、E6のエンドエフェクタ接続部に、付属のM6*16の六角穴付き皿ボルトを4本使用して固定します。
step3
ES01電動サクションカップのフランジ部分のケーブルを、E6のエンドI/Oコネクタに接続します。
[注意]step1に記載されている通り、E6の電源は切った状態で作業を行ってください。
[注意]接続の際は、向きに注意してください。
step4
ES01電動サクションカップのフランジ部分と本体部分の各端子位置を確認します。
step5
ES01電動サクションカップの本体部分を、フランジ部分に、付属のM3*20の六角穴付きボルトを4本使用して固定します。
step6
E6の電源を入れ、DobotStudioPro_V4に接続します。ES01はE6のエンドI/Oの1番端子に出力があると吸着を行います。モニタリングの末端I/Oで、DO_1をクリックしてONにすることで吸着の動作確認を行うことができます。吸着状態で出力をOFFにすると、吸着を解除し、吸着したワークを分離するために微量な排気が行われます。
4. プログラムからの制御例(Blockly)
以下はBlocklyによるES01の制御例です。
ご不明点等ございましたら、お気軽にdobot@techshare.co.jpまでお問い合わせください。