【Unitree B2-W】現状の開発環境について

初めに


本記事では、Unitree B2-Wを実際にSDKを用いて動作させる方法についてご案内します。

なお、B2-Wの場合、現状unitree_ros2が公式対応していないため、unitree_sdk2のみご案内します。

※最終更新日:25/03/06
※上記最終更新日での情報となります。FirmwareUpdateにより更新される可能性があります

 

環境


環境は、次のようなものを想定しています。

  • 機種: B2-W

 

1.環境設定


内部コンピューターにアクセス、もしくは、有線で接続した外部PCからSDKを実行します。
B2の内部コンピューターについては、有線接続の場合、下記のようにアクセスできます。

ssh unitree@192.168.123.164
  • ユーザー名:unitree
  • パスワード:(購入時にご案内します)
  • IPアドレス:192.168.123.164

 

2.unitree_sdk2のセットアップ


以降は、B2-Wの内部コンピューターを使用するとして書きますが、外部PCを使う場合も同様です。

適当な方法で、unitree_sdk2を、B2の内部コンピュータに入れます。下記コマンドはB2内部コンピューターのホームディレクトリ直下にunitree_sdk2を入れる一例となります。

git clone https://github.com/unitreerobotics/unitree_sdk2
scp -r unitree_sdk2 unitree@192.168.123.164:~/

このあと、

$ cd /path/to/unitree_sdk2
$ mkdir build
$ cd build
$ cmake ..
$ make

とすることで、unitree_sdk2のビルドが完了します。

 

3.SDKを動かしてみる


b2w_sport_clientを実行してみます。
こちらは、基本的なHighLevel制御をすべて実行できるサンプルになります。

起動後に数値を押すことで、該当の動きを行うことができます。

サンプル実行動画リンク

Command Code 備考
damp 0 ダンピングモードに移ります。※立ち上がった状態で行うと脱力し、バタンと倒れますので、注意してください!
stand_up 1 立ち上がり
stand_down 2 伏せ
move forward 3 連打で、前進
move lateral 4 連打でカニ歩き
move rotate 5 連打で旋回
stop_move 6 停止
switch_gait 7
switch_gait 8
recovery 9

 

おわりに

本記事では、Unitree B2-Wを実際にSDKを用いて動作させる方法について、解説しました。
この記事が少しでも役に立てたのなら幸いです。

 

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